どんな話か
ホストファミリーは、観光の案内役でもホテルの係でもありません。親戚の同世代が数週間泊まりに来るのに近く、朝ごはんの席と家のルールを一緒にする場所です。迎える側と来る側が同じ姿を思い描いていないと、学生は案内付きの旅行を、家庭は特別なおもてなしの期間を、それぞれ想像したまま当日を迎えてしまいます。
迎える前の準備
国際協会のホストファミリー向けの手引きは、到着の前に手紙や写真をやりとりし、気候や持ち物を伝え、食事の制限を確かめておくよう勧めています。寝る場所と貴重品の置き場、家のルールや鍵、お願いしたい家事、空港や駅での出迎えの計画まで、確認する項目が一覧になっています。出迎えには、飛行機の遅れや荷物の紛失に備えた予備の案も用意しておくと安心です。
滞在中の過ごし方
家庭は部屋と食事を用意し、滞在中の送り迎えも担うのがふつうです。文化体験にかかる費用は、家庭と若者と受け入れるクラブで話し合って決めます。医療や旅行の保険は送り出す側が用意しますが、家庭も保険証書の写しと連絡先を手元に置いておきます。
337-A地区の要項は、来日した若者を家族の一員として扱い、お客様扱いや特別なもてなし、たび重なる旅行は控えるよう求めています。そのかわりに、クラブの例会や歓迎会、地域の人とのふれあいや社会見学を組み入れます。全期間を一つの家庭で迎えても、2〜3週間ずつ2〜3の家庭で受け持ってもかまいません。
家庭を支えるクラブ
国際協会の案内では、受け入れるクラブが家庭を募集して面接し、説明会を開き、到着と出発の手配や関係者との連絡を担います。ライオンズの会員でない家庭もホストになれます。どうしても相性が合わないときや、家庭の都合で受け入れができなくなったときは、クラブが別の家庭を探します。家庭だけに抱え込ませない仕組みです。
見習いたい工夫
337地区では、複数の家庭で受け持つとき、好きな食べ物や体調、話すときのこつなどを次の家庭へ引き継ぐ帳面を使います。最初の夜を何度もゼロからやり直さないための工夫です。地区が遠足やユースキャンプなどの行事に来日生を集め、家庭の負担を軽くするよう委員会に求めていることも、善意だけに頼らない仕組みとして参考になります。
337-E地区は、冬に海外の若者を迎えた家庭の報告会を、夏の派遣生の帰国報告会と同じ日に開いています。迎えた側の声も大切にされていることが伺えます。
補足
- お酒やたばこの扱いについて、国際協会の手引きは現地の法律や家庭のルールに従うとしていますが、337-A地区の要項は禁止と定めています。住んでいる地区の要項に従ってください。
- 手当の有無や個室が必要かどうかは、プログラムや地区の要項によって決まります。
- 写真や動画を交流サイトに載せるときは、本人や保護者の書面での同意を得るよう勧められています。
- 出典には主催者や地区の公式ページ、公開された案内、報道を使っています。非公式に転記されたYCEディレクトリや世界キャンプ一覧の写しは使っていません。
※日程や費用、募集の有無は、主催者の最新情報を必ず確認してください。
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