初めての家の玄関を開ける前は、だれでも胸がざわつきます。荷物はどこに置くのか、朝は何時に起きるのか、夕食の席で何を話せばよいのか。
でも ホストファミリー の滞在は、ホテルの客室とは違います。アイルランドの Youth Exchange Outward は、ホスト宅ではあなたを 家族の一員 として迎え、いつもの生活と家族の食事に加わってほしい、と書いています。
YCE(Youth Camps and Exchange)は国ごとに形が違います。ユースキャンプだけの国、ホスト宅だけの国、ホストのあとにキャンプへ進む国もあります。年齢もプログラムごとに違います。日本からの応募の流れは、応募ガイド を見てください。
ホスト滞在のイメージ
ライオンズクラブの会員が、学びを支えてくれます。一人で知らない街に置かれる、という感じではありません。
家では、その家族の一日に入ります。クラブが組む交流や文化施設の訪問と、食卓やリビングの時間が、両方あります。
出発前には、その国の習慣と、基本的なことばに触れておくよう求められています。もっと知りたい、という気持ちも大切です。
食卓と、いつもの一日
朝、テーブルに皿を並べる。パンの袋を開ける。水を注ぐ。小さな手伝いで、「今日もいっしょにいるね」と伝わります。
夕食は、いちばん長い会話の時間です。今日の学校や仕事、好きな音楽、日本の夏祭り。うまく話せなくても、うなずきと笑顔で席にいることが、家族にはうれしいです。
午後は買い物に同行したり、弟や妹の練習を見に行ったり。特別なイベントより、いつもの用事に加わる日のほうが長いです。
週末の外出と、日本を少し分かち合う
土曜日の朝市、近くの湖、祖父母の家。家族の外出に誘われたら、遠慮せずについていくと、関係がぐっと近づきます。
受入側のホストクラブ(受入クラブ)が、交流や文化施設の訪問を組むこともあります。家族の時間と、クラブの案内が交互に来るイメージです。
日本の小さな菓子、手ぬぐい、家で作れるおにぎりやみそ汁。うまくできなくても、「母国の味を見せたい」という気持ちが、食卓を明るくします。
ホストがうれしいこと
いちばんうれしいのは、お客さまのままでいないことです。靴をそろえる、食後の皿を下げる、次の日の予定を聞く。短い一言で十分です。
食べ慣れない料理でも、一口試して感想を伝えると、作った人は安心します。苦手なものは、最初の週にやさしく伝えておくと、あとの食事が楽になります。
もっと知りたい、と目を輝かせること。それが、アイルランドの案内が求めている姿勢です。
ことばも、食事も、なつかしさも
ことばが止まる夜は、だれにでもあります。辞書アプリを開いてもよいし、「もう一度、ゆっくり」と頼んでもよいです。出発前のあいさつ練習は、玄関の第一声を楽にします。
食事は、香りも味付けも家ごとに違います。アレルギーや宗教上の理由は、早めに伝えてください。好き嫌いは、無理に全部食べなくても、誠実に話せば通じます。
なつかしさが来たら、持ってきた家族の写真を見せる、日本の音楽を一曲かける。短い電話のあと、また食卓に戻る。それだけで、肩の力が抜けます。
今日からできること
1. 関心先の公式ページで、キャンプだけか、ホスト滞在があるかを確認する。
2. 家族で、食卓の手伝いや一日の過ごし方を話してみる。
3. 小さな日本のおみやげか、作れる料理を一つ決めておく。
4. あいさつの一言を、声に出して練習する。
5. 応募の流れを、応募ガイドで読んでおく。
よくある質問
Q. ホスト宅では何をするの?
A. お客さまではなく、家族の一員として過ごします。食卓や、その家のいつもの用事に加わるのが中心です。
Q. キャンプだけの国もある?
A. あります。国によって、キャンプだけ、ホスト宅だけ、両方、と形が違います。関心先の案内で確認してください。
Q. 何歳から参加できる?
A. 年齢は国やプログラムで違います。日本からの応募の流れは、応募ガイドをご覧ください。
Q. ことばが通じるか心配です
A. 完璧な会話は要りません。あいさつの一言と、もっと知りたい気持ちがあれば、家族は待っていてくれます。
Q. 食事やホームシックが心配です
A. 食べ慣れないものや、なつかしさはよくある話です。好き嫌いや気持ちは、早めに家族へ伝えてください。
あわせて読みたい
キャンプ期間の雰囲気は、フィンランドの回顧記事 が参考になります。
※締切・年齢・プログラム形態は変更されることがあります(2026年10月10日確認)。